「若い世代の保険料を半分にして、安心して子どもを産み育てることができる社会を作りたい」が社是になっているライフネット生命が、妊娠中でも保険に入れるようになった、としてCM中です。
妊娠中だと保険に入れない(ことが多い)ということを改めて知ったのですが、それを逆手に取って「妊娠中でも保険に入れるのはライフネットだけ」と訴えかけて、これまで保険会社が取りこぼしていた層にリーチするのは面白い戦略だと言えます。
必ずしも業界最安というわけではない同社にとって、保険料をさげる価格競争以外の方法でいかに差別化をしていくか、というのが株式会社としての使命だと思いますので、こういう方向での戦い方はアリですね。特に「保険に入ろう」と思って保険のセールスマンに声をかけられてみたら断られてしまい、直後にGoogle等で検索したらライフネットしか選択肢がなかった、といった感じで入る方が増えるのではないでしょうか。いずれにせよ、消費者にとっては選択肢が増えることは喜ばしいことですね。
なお、今回こうした取り組みができたのは、同社が提供している医療保険「じぶんへの保険」が定期保険ではなくて終身保険だからかもしれません。もし定期保険だったら、一時的に上昇したリスク分を回収できず、おそらく同一保険料では実現できていなかったのではないでしょうか。終身保険であればこそ、とにかく加入者を増やすことで数十年かけて一時的なリスク分も含めて回収できると踏んだのでしょう。
追記:中の人から(保険に入れるのは定期である死亡保険もふくめた)全保険です、とのメッセージをいただきました。
@hokenhacks あけましておめでとうございます! ライフネット生命の場合、妊娠中でも申し込めるのは全商品です(就業不能保険は別途条件あり)。特集ページで終身医療保険にフォーカスしているのは妊娠・出産時の必要性を鑑みてです bit.ly/P28inR
— ライフネット生命公式ツイッターさん (@lifenetter) 1月 1, 2013
ただ、2年前のAllAboutの記事でも触れているように、妊娠する前に加入しておくほうがいいことは変わりありません。ライフネットの公式のページでも匂わせていますが、妊娠後の経過次第では、たくさんの不担保事項ができてしまう可能性がありますので、医療保険に入るのであれば妊娠する前から加入することをオススメします。
よりよい条件の保険を選ぶために
生命保険や医療保険に賢く加入するには、複数の保険商品を比較するのがお勧めです。そこで1社専属でなく、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。各社が力を入れている保険だけをそれぞれ”つまみ食い”して良いとこどりをすることができます。FPは、自宅だけでなく喫茶店、ファミレスなど、どこでも指定した場所にきてくれますので忙しい方でも大丈夫です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、まずは各社のパンフレットを見せてもらうといった使いかたもお勧めです。
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