楽天生命「スマート」は約款所定の手術なら外来手術でも入院日額×10倍の保険金を受け取れるシンプルな医療保険

楽天生命「スマート」は入院給付金、手術保険金、先進医療特約がセットになっているシンプルな医療保険です。パソコン以外にもスマートフォンやタブレットからでも申込可能です。保険料を楽天カードで支払った場合は毎月の保険料の1%分の楽天カード利用ポイントがたまります。

医療保険の基本

医療保険は病気やケガによる入院に備える保険です。入院給付金・手術給付金の二つで構成されているのが基本で、1入院あたりの入院の限度日数の主流は60日です。手術保険金の保障範囲は保険会社によっていろいろなタイプがあります。約款所定のものしか保障しないものや、公的医療制度連動タイプ(公的医療保険の対象の手術ならば保障される)などがありますし、入院している場合しか保障されないケースや、入院時に手術をする場合と外来での手術で保険金額が違う場合があります。

保険によっては通院も保障している場合もあります。通院を保障している場合は、入院した病気・ケガと同一の病気・ケガで通院した場合のみ保障されているというのが一般的です。

楽天生命「スマート」特徴

• 終身タイプの医療保険で保険料は加入時から上がらない
• インターネット、スマホ、タブレットから申込可能な告知型
• 入院給付金日額は5000〜15000円まで1000円単位で選択することができる
• 先進医療特約がセットされている

保険プラン

入院給付金、手術保険金、先進医療特約が保障されています。入院日額は5000〜15000円まで1000円単位で設定します。手術保険金は、約款所定の手術であれば入院日額の10倍、それ以外であれば入院中に受けた公的医療保険の対象となる手術の場合入院日額の5倍が保障されます。

以下でふれますが先進医療は定期10年の特約として付加されていますが、基本的にはセットされており外すことができません。

※1 ファイバースコープによる手術など、一部60日に1回の給付限度がある手術があります。
※2 入院給付金が支払われる入院とします。
※3 約款所定の手術以外の手術とします。

特約

先進医療特約

先進医療にかかった技術料と同額を1000万円まで保障する特約です。保険料は月額82円で付加できます。試算ページでも先進医療特約を外して計算することはできず、基本的に外すことのできない特約のようです。

先進医療については今後の医療制度によって大きく変化していく可能性があるため、先進医療特約は最長95歳まで10年毎の自動更新で今後保険料が変わることがあります(先進医療特約をこのように定期10年としている保険会社は少なくありません)。

指定代理請求特約

被保険者が受取人である保険金・給付金の支払事由等が生じたときに、被保険者が保険金・給付金等を請求できない特別な事情があるときは、あらかじめ指定された指定代理請求人が、被保険者の代理人として保険金・給付金等を請求することができます。

保険料

入院日額5000円の場合と10000円の場合について保険料を試算しまとめました。先進医療特約を含んだ保険料です。

他社の「定期医療保険」との比較

より安く備えたい場合は、定期10年の医療保険であるアクサダイレクト生命「カチッと医療保険」や三井ダイレクト損保「e入院保険スーパープラス」と比較されるとよいでしょう。ただし、長期加入を考えているならば終身医療保険をご検討ください。

分析

手術保険金の保障額が2種類に分かれているが...

約款所定の手術であれば入院日額の10倍、そうでない場合は入院中に受けた公的医療保険の対象となる手術ならば入院日額の5倍を受け取ることができます。約款の「別表16 対象となる手術」に手術の種類が91種類書かれています。これを見る限り、約款所定の手術の種類が少ないということはありませんでした。

楽天生命の場合は約款所定でなくても公的医療保険の対象で入院を伴っていれば(保障額は減るものの)保険金の受け取りは可能なので悪くはないでしょう。申込前に約款の別表16 対象となる手術をご確認ください。

楽天生命「スマート」まとめ

楽天生命「スマート」は非常にシンプルな終身医療保険なので他社の終身医療保険の保険料との比較をするべきです。手術保険金の支払事由は異なる点には注意が必要ですが、ライフネット「新じぶんへの保険」やAIG富士「さいふにやさしい医療保険」と保障内容・保険料を比較してみるとよいでしょう。

入院日額5000円とした場合の保険料の比較表を作成しました。先進医療特約はいらないなら以下表のオレンジで示した箇所、先進医療をつけた場合は青で示した箇所が最安であり、いずれにしてもAIG富士「さいふにやさしい医療保険」が安いという結果になりました。

ライフネットの場合、保険料を抑えたエコノミープランは先進医療特約を付加できず手術保障は入院している場合に限っていますが、5日以内の入院でも5日分の入院給付金が受け取れる強みがあるのでそこにひかれるならライフネットを選んでもよいでしょう。

AIG富士の利点は保険料が安く、入院手術の場合入院日額×10倍、外来手術でも入院日額×5倍の手術給付金を受け取れることです。

楽天生命「スマート」の強みは外来手術だろうと約款所定の手術ならば入院日額×10倍の保険金を受け取れることと保険料を楽天カードで支払った場合は毎月の保険料の1%分の楽天カード利用ポイントがたまることでしょうか。

楽天カード利用ポイントがたまると言っても他社との差額を上回るほどのポイントがたまるわけではないので、これについてはそれほど意識しなくてよいでしょう。3社とも手術給付金のベースは公的医療制度連動型ですが、楽天生命だけは約款所定の手術に対しては手厚くしている特徴があります。ここにひかれるのであれば保険料に絶大な差があるわけではないので楽天生命「スマート」を選ぶのも悪くないでしょう。

よりよい条件の保険を選ぶために

医療保険は、さまざまな保険が各社から登場しています。自分にあった保険に賢く入るためには、複数の保険会社と契約をしているFPに相談できる保険のビュッフェ！というサービスを利用してじっくり相談してみるのがオススメです。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって万が一のときの医療費や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。

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