先日、自賠責の保険料 4月から平均6.9%引き下げへと報じられました。自動車やバイク(原付含む)を所有している人に加入が義務付けられている自賠責保険料は、自家用車を持つ人には実質的には自動車に関わる税金のひとつといっても過言ではないでしょう。前回の改定があった2013年には、自賠責保険の累積赤字の解消や後遺障害の残る事故の増加などを受けて値上げをしていました。
今回は、自動ブレーキなどの安全技術の向上によって事故が減少したことを受けて、久しぶりの保険料引き下げになったようです。というわけで、具体的に保険料がいくらになるのかを、金融庁の自動車損害賠償責任保険審議会議事次第に提出された資料から紹介しましょう。
自家用自動車、軽自動車、中型~大型バイクの自賠責新保険料
車種 | 保険期間 | ||
36ヶ月 | 24ヶ月 | 12ヶ月 | |
自家用乗用自動車 | ↓ 35,950円 |
↓ 25,830円 |
↓ 15,520円 |
軽自動車 | ↓ 34,820円 |
↓ 25,070円 |
↓ 15,130円 |
小型二輪車(250cc超) | ↓ 14,690円 |
↓ 11,520円 |
↓ 8.290円 |
250cc未満の小型バイク、原付自転車の自賠責新保険料
車種 | 保険期間 | ||
36ヶ月 | 24ヶ月 | 12ヶ月 | |
軽二輪自動車 | ↓ 15,720円 |
↓ 12,220円 |
↓ 8,650円 |
原動機付自転車 | ↓ 12,340円 |
↓ 9,870円 |
↓ 7,500円 |
こうしてみると、バイクの保険料が比較的大きく値下がりしているのがわかります。
車検がある自動車やバイクの場合、車検に合わせて車検の期間分の保険料を支払うことになっていますから、保険料の節約テクニックは特に存在しません。原付自転車の場合は、車検制度がなく自分で加入時期を選んで加入することができますので、保険料が値下がりしたこのタイミングで60ヶ月分(審議会資料には60ヶ月分の新保険料はまだ掲載されていませんでしたが、コレも大きく値下がりすると思われます。)を支払ってしまうのが賢い選択になりそうです。