Ｑ: 保険の証券を見ると「主契約」や「特約」という文字があるのですが、それぞれどう違うのでしょうか。
Ａ: 主契約と特約という言葉から何となくどんなことかは予想がつくかもしれませんが、実はこの部分は正確に抑えておかないと、後々大きな勘違いをしていたということで大変なことになりかねないところなのです。（そもそも、あまり説明を受けていない状態で、勘違いという表現が適切かどうか疑問ですが。）
「そんな事とは知らなかった」「思っていたことと違った」
私が相談を受けたお客様からそんな声をよく聞きます。こんなことが起こるのを防ぐためにも、正確な知識が必要ですので、簡単にご説明します。
保険契約は「主契約」と「特約」からなりますが、
「主契約」は死亡保険金や満期保険金、年金などのお金が支払われる基礎となる部分です。
「特約」は、主契約に付加する（上乗せする）部分で、医療保障、定期の死亡保障、後遺障害などに備えるなど主契約を充実させたり別の保障を加えたりするもので、特約だけを契約することはできません。
一番よく見る形としては、終身の死亡保険を主契約として、定期の死亡保障と医療保障を上乗せしたものです。
『定期付き終身保険』ですね。これは大ヒットした商品で、今でも数多くの保険会社が主力としている商品です。
もちろん大ヒットしているだけに、良い部分もあるのですが、気をつけておかなければならないのは、保険の場合、大ヒット＝お客様から支持されているとは限らないということです！
しっかりと特徴を理解して加入していればよいのですが、実際は「保険は複雑だから、営業の人に任せるしかない」と考え、言われるがままに契約しているケースが多いように思います。特約は主契約に付随するものなので、主契約が満了、または主契約の払込み期間が終わると特約の保障期間は満了してしまいます。冒頭で触れた勘違いは、この辺りからも起きます。
特約が定期というケースが多いため、定期の期間満了に伴った「更新」ということが、問題になってくるのです。
ここは非常に重要な部分ですので、「満期・更新」の項で詳しく説明します。
よりよい条件の保険を選ぶために
生命保険や医療保険に賢く加入するには、複数の保険商品を比較するのがお勧めです。そこで１社専属でなく、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ！というサービスを利用するのがオススメです。各社が力を入れている保険だけをそれぞれ”つまみ食い”して良いとこどりをすることができます。FPは、自宅だけでなく喫茶店、ファミレスなど、どこでも指定した場所にきてくれますので忙しい方でも大丈夫です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、まずは各社のパンフレットを見せてもらうといった使いかたもお勧めです。
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