Ｑ：保険料の負担が厳しくなってきました。でも解約すると保障がなくなって不安なので何かいい方法はありませんか？
Ａ：「収入が減ったので保険料の負担を減らしたい」「独身の時から貯蓄性のある保険に入ってきたが家族が増えたので、保障を重視したものに変えたい」などと考えたとき、解約以外にどんな方法があるのでしょうか？
一つには保障を可能な範囲で減らすという方法があります。
例えば、死亡保険金３０００万円から２０００万円に減らす、入院日額１万円から７千円に減らすなどすることで、保険料は安くなるでしょう。ただ、月々の支払い額を減らすことが最優先になってしまった結果、保障額の妥当性について考えなくなっては危険です。
次に、払済保険にするという方法があります。
払済保険とは、払いを済ませるということで、現在加入中の保険（主に終身保険や養老保険など）を解約する事なく、保険期間もそのままにして、今後保険料を払うことなく継続するというものです。
予定期間よりも短いタイミングで支払いを終えるため保険金額は少なくなり、付加していた特約も消滅しますが、有効な手段だと思います。
また、延長保険にするという手もあります。
これは保険料の支払いを止めるという部分は、払済保険と同じですが、違う部分は保障額が下がらないということです。
その代わり、保険期間が短い定期保険に変わります。当面保障は下げられないという場合には有効でしょう。
以上、解約の他にも様々な方法がありますので、お一人おひとりの状況に合わせたベストな選択をしていただきたいと思います。
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