「ネットだから保険料を安くできる」を唄って、2008年に開業し2012年に上場したライフネット生命保険がついに経常利益、最終利益の面で黒字化を達成しました。
保険会社の実質的な売上高(主に、保険料収入)といえる経常収益も順調に伸びており、この第三四半期には15億円を突破したようです。
黒字化の背景は経常収益の増加に加え、2012年の前半は「上場を機に一気に知名度を上げる」として打ちまくっていたテレビCMなどを効果が高いものに絞って抑制したことが大きそうです。前四半期とくらべて約2億円ほど節約しており、経常収益の安定した増加と合わさって黒字化を達成したようですね。
もちろん、これらの収益をもたらしてくれる契約者も順調に伸び続けており伸び続けており、2012年11月12日には保有契約が15万件を突破しています。
加入者としては、ちゃんと潰れずに保険金を支払ってくれることが何よりも大事です。そういう点では、ライフネットはようやく存続のための最低ラインをクリアしたことになります。
一般に保険会社は、契約を獲得するために大量の費用が必要(営業職員だったり、広告宣伝費だったり、パンフレットの送付費用だったり)で、一旦契約を獲得した後は安定的な保険料収入が望めることから、一度黒字を達成したライフネットが赤字に転落することは、コストコントロールに大失敗したり無茶な運用によって損失を被ったりしない限りありえないはずです。今のところ、責任準備金(将来の支払いに備えるお金)は国債を中心に安定運用にこころがけているようなので、突然の破綻はありえないでしょう。
保険料の(部分的)自由化の規制緩和を受けて参入したベンチャー企業であるライフネットですが、黒字化を達成したことには素直におめでとう!と言いたいと思います。
ちなみにライフネットの創業時について気になる方は、同社の副社長である岩瀬大輔氏が開業当時にビジネスプランについて説明している動画がオススメです。
このときのビジネスプランを黒字化を達成した今から振り返ってみる企画をやってくれたら面白いのになぁ、と思っています。
よりよい条件の保険を選ぶために
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