あ・う・て「ペットの保険」概要
あ・う・て「ペットの保険」では入院と手術にかかった費用をある割合で補償する保険です。プランは「コース50」と「コース70」の2種類があります。「コース50」は年間の支払い限度額が50万円で、治療費のうち保険金支払い割合が50%となっています。「コース70」は年間の支払い限度額が50万円で、治療費のうち保険金支払い割合が70%となっています。保険料はペットの種類と年齢によって決まっています。年間の支払い限度額までであれば、保険金を何度でも請求可能で1回あたりの限度額はありません。24時間365日対応している獣医師ダイヤルも用意されています。
契約者 | 日本国内に居住されている満 18 歳以上の人(法人は不可) |
契約可能ペット種類 | 犬または猫 |
契約可能ペット年齢 | 生後 30 日から満 10 歳まで |
保険期間 | 1年 |
特約 | 自らつける特約はなし告知によっては特定疾病・特定部位補償対象外特約をつけなければならないケース有 |
その他 | 申込はPC、スマホ、タブレットから |
支払い方法 | クレジットカード払(一時払、月払)、コンビニエンスストア払(一時払)※auスマートフォンをご利用の場合、auかんたん決済(一時払、月払)も可能 |
ペット保険の基本
ペット保険は、かかった治療費のうち決まった割合を保険会社が補償する形が基本です。ペットの医療費は通常全額自己負担であるため、大きなケガや病気に見舞われた場合に大きな出費となるケースがあります。補償があれば、高額になりがちな入院・手術の費用を抑えることができます。ペット保険に加入していることで、高額な治療を選択しやすくなるというメリットもあります。
保険プラン
「コース50」は年間の支払い限度額が50万円で、治療費のうち保険金支払い割合が50%となっています。「コース70」の方がより厚く、年間の支払い限度額が50万円で、治療費のうち保険金支払い割合が70%となっています。保険料はペットの種類と年齢によって決まっています。
保険料例
保険料は対象ペットの種類(犬または猫)、品種、年齢およびコース等によって決まります。混血種の犬の場合には、体重によって保険料が変わります。
コース50でペットの年齢が1歳の場合の場合
公式ウェブサイトの例を抜粋したものです。
犬・猫の混血種の場合
公式ウェブサイトの試算結果をまとめました。
コース50の月払い保険料 | コース70の月払い保険料 | |
犬(混血種)0歳、体重10kg未満 | 1,170円 | 1,460円 |
犬(混血種)10歳、体重10kg未満 | 3,070円 | 4,130円 |
犬(混血種)0歳、体重10kg以上20kg未満 | 2,000円 | 2,640円 |
犬(混血種)10歳、体重10kg以上20kg未満 | 5,490円 | 7,520円 |
犬(混血種)0歳、体重20kg以上 | 2,200円 | 2,910円 |
犬(混血種)10歳、体重20kg以上 | 6,160円 | 8,460円 |
猫(混血種)0歳 | 1,040円 | 1,290円 |
猫(混血種)10歳 | 2,550円 | 3,400円 |
付帯サービス:かかりつけ獣医師ダイヤルについて
病気やケガについての相談はもちろん、しつけ・行動、ごはんなどについても相談することができるダイヤルです。
注意点
保険金を支払えない主な理由
予防にかかる費用や、治療ではない費用(往診費用や夜間休日診療費用など)、健康食品やい医薬部外品などは保険金を受け取ることはできません。ワクチン等で予防可能とされる病気についても補償の対象外となります。比較的起こりうるであろう「爪の切除、爪切、肛(こう)門腺除去および肛(こう)門腺搾りに関する費用」も補償の対象外となっていますのでご注意ください。詳しくは、約款に書かれています。
待機期間について
保険加入初年度の病気については、最初の30日間は待機期間となっており、この期間に発病した病気は、以後ずっと保険金の支払い対象外となります。
健康状態についての告知が必要
告知に基づいて、契約の引受が決まります。正確にもれなく告知をする必要があります。告知内容は以下の3点です。
- 過去にかかったことのある特定の疾病※の有無
- 現在、治療中もしくは経過観察中の病気やケガの有無
- 過去3 ヶ月以内に動物病院で行った予防以外の目的での診察の有無
※具体的には、別紙「告知義務の対象となる疾病について」をご確認ください。
あ・う・て「ペット保険」は、告知によって引受不可能のケースや、特定疾病・特定部位補償対象外特約を付加する必要がある場合があります。
保険期間は1年で、自動更新ではない
「ペット保険」は自動的には継続されません。満期の際には、あらためて契約手続きが必要です。満期日の30日前より、継続手続きの案内メールがあ・う・てより送られてきます。継続しない場合には手続きは必要ありません。
再度新規で申し込むことは可能ですが、改めて告知が必要です。
プランの変更は原則的には不可能
プランの変更は原則的にできません。病気の可能性を考え、ペットが若いうちは「プラン50」、年齢を重ねてから「プラン70」ということはできないようです。約款には以下のような記述がありました。
引受条件(保険⾦⽀払割合、⽀払限度額)の設定については、ご用意したコースの中からご選択ください。なお、保険期間の途中で引受条件を変更することはできません。
新規で申込直せば可能だと考えられますが、改めて告知が必要ですし、再度待機期間が発生してしまうのであまり良い方法ではないでしょう。万一病気になった場合は以後も保険金対象外となってしまいます。
保険料の比較
アクサダイレクト「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」との比較
アクサダイレクトの「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」も補償の似た保険です。コース50とコース70があり、それぞれ補償割合が50%,70%であり、補償期間内の補償限度額が50万円、70万円となっています。アクサダイレクトの強みは通院も補償されるということです。
犬(混血種)の場合
「いぬのきもち保険」の場合、体重によって保険料が変わることはありません。混血種で体重が10kg以上の犬ならば全年齢で「いぬのきもち保険」の方が保険料が安いです。
あ・う・て「ペットの保険」の方が安くなるのは混血種で10kg以下の犬の場合、それも0歳時点での場合です。10歳の保険料を比較するとほぼ同水準になります。コース50はあ・う・て「ペットの保険」の方が30円安く、コース70は「いぬの気持ち」の方が30円安くなっています。
ねこ(混血種)の場合
0歳時点では「ねこのきもち保険」の方が保険料が高いのですが、10歳の保険料を比較すると「ねこのきもち保険」の方が安くなります。
あ・う・て「ペット保険」は混血種以外は犬・猫の種類によって細かく料金が違うため当記事で全ての場合の比較はできないのですが、「いぬのきもち保険」「ねこの気持ち保険」と比較してみることをおすすめします。
保険Hacks内記事 アクサダイレクト「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」は14歳以降も継続可能なペット保険
あ・う・て「ペットの保険」まとめ
あ・う・て「ペットの保険」はペットの入院・手術の治療費のうち50%あるいは70%の補償が可能できる保険です。ただし、上述のように(1)保険金を払えない場合がある、(2)待機期間がある、(3)告知が必要、(4)保険期間は1年で、自動更新ではない、(5)プランの変更は原則不可能などの点に気をつけましょう。特に高額の治療が必要となった場合に大きな助けになりうる保険です。
何を以てリーズナブルと言っているのか
あ・う・て「ペットの保険」は「入院・手術にフォーカスしたスマートでリーズナブルなペットの保険」と謳っているのですが、これは賛同できません。補償はスマート...要は通院の補償をしないという構造になっているのにも関わらず、通院も補償しているアクサダイレクト「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」に保険料で大きな差をつけることができていません。大きな差をつけていないどころか、犬猫の種類や年齢によってはアクサダイレクトの方が保険料が安いです。保険料が安ければ、特に入院・手術に絞って備えたい人におすすめできるのですが。あ・う・て「ペットの保険」は「入院・手術にフォーカスしたスマートでリーズナブルなペットの保険」です。
よりよい条件の保険を選ぶために
生命保険や医療保険に賢く加入するには、複数の保険商品を比較するのがお勧めです。そこで1社専属でなく、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。各社が力を入れている保険だけをそれぞれ”つまみ食い”して良いとこどりをすることができます。FPは、自宅だけでなく喫茶店、ファミレスなど、どこでも指定した場所にきてくれますので忙しい方でも大丈夫です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、まずは各社のパンフレットを見せてもらうといった使いかたもお勧めです。
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