チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアム」は入院給付金・手術給付金に加えて、放射線治療給付金が用意されています。1入院の限度日数を60日型、120日型から選ぶことができ、そのどちらを選んでいたとしてもストレス性疾病での入院の場合は1入院の限度日数が365日に拡大するという特徴があります。また、3大疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中)で所定の状態になった場合は以後の保険料の払込みが免除されます。
保険期間 | 終身 |
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保険料払込期間 | 終身 <先進医療特約は10年(自動更新)> |
契約可能年齢 | 満6歳~満70歳 |
入院給付金 | 5000,10000,15000円から選択 |
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手術給付金(外来手術) | 5万円 |
手術給付金(入院手術) | 10万円 |
放射線治療 | 10万円 |
先進医療特約 | 技術料と同額 2000万円(60日に1回まで) |
三大疾病保険料払込免除 | 以後の保険料の払込は必要ありません |
入院限度日数 | 60日型、120日型のいずれか(1回の入院給付金の支払限度日数)通算1095日限度 |
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短期入院 | 日帰り入院から |
付加可能な特約 | 先進医療特約、退院後通院特約、指定代理人請求特約(保険料不要) |
支払い方法 | 口座振替、クレジットカード払い インターネット申込の場合、クレジットカード払いのみ |
備考 | ストレス性疾病での入院の場合は1入院の限度日数が365日までとなる |
医療保険の基本
医療保険は病気やケガによる入院に備える保険です。入院給付金・手術給付金の二つで構成されているのが基本で、1入院あたりの入院の限度日数の主流は60日です。保険によっては通院も保障している場合もあります。通院を保障している場合は、入院した病気・ケガと同一の病気・ケガで通院した場合のみ保障されているというのが一般的です。
チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアム」特徴
- 所定のストレス性疾病による長期入院に備えることができます。
- 3大疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中)で所定の状態になった場合は以後の保険料の払込みが免除されます。
- (特約を付加した場合)退院後の通院や先進医療の保障を確保することができます。
保険プラン
入院給付金10000円コースの場合の保険プランです。他に入院給付金5000円、15000円を選択できますが、その場合も入院給付金以外の保障額は以下と同額です。
また、「終身医療保険プレミアム」は1入院の入院日数の限度額を60日、120日のいずれかから選ぶ仕組みとなっています。
所定のストレス性疾病とは
所定のストレス性疾病とは統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害/気分[感情]障害/神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害/摂食障害/非器質性睡眠障害/胃潰瘍/十二指腸潰瘍/潰瘍性大腸炎/過敏性腸症候群/更年期障害をいいます。
ストレス性疾病であることの診断は、疾病の経過、臨床状況、各種臨床検査成績、手術所見等に基づく医学的な総合判断により客観的に確定されたものであることを必要とします。
三大疾病保険料払込免除の条件
初めて悪性新生物と診断確定されたとき、または所定の急性心筋梗塞・脳卒中の治療を直接の目的として入院を開始した場合は三大疾病保険料払込免除の対象となり、以後の保険料の払込が不要になります。急性心筋梗塞・脳卒中については入院することが適用される条件となっているのでご注意ください。
特約
先進医療特約
所定の先進医療(厚生労働大臣が定めた公的医療保険制度適用前の高度な医療技術)にかかる技術料と同額を通算2000万円まで保障します。
この特約の保険期間は10年で、基本的に自動更新されます。主契約の保険料が払込免除されている場合は、この特約は更新されません。
退院後通院特約
主契約の入院給付金が支払われる入院をし、その入院の退院日の翌日からその日を含めて120日以内にその入院の原因となった病気やケガの治療を目的として通院した場合に1日につき5000円が支払われる特約です。1回の退院後の通院について30日(通算1095日)が限度となっています。
指定代理人請求特約(保険料不要)
保険金・給付金などの受取人が被保険者様である場合、被保険者様ご本人からの請求ができない所定の事情(病名や余命を知らない場合や意思表示が困難な場合)があるときに、被保険者様(受取人)ご本人に代わってあらかじめ被保険者様の同意を得て指定した指定代理請求人が保険金・給付金などを請求できる制度です。
保険料
入院給付金5000円と10000円の保険料を試算しまとめました。1入院の入院限度日数は60日型としています。
男性 | 女性 | |||
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入院給付金5000円 | 入院給付金10000円 | 入院給付金5000円 | 入院給付金10000円 | |
30歳 | 2,755円 | 4,160円 | 2,835円 | 4,270円 |
40歳 | 3,895円 | 5,890円 | 3,410円 | 5,220円 |
50歳 | 5,890円 | 8,880円 | 4,500円 | 7,000円 |
60歳 | 9,495円 | 14,340円 | 6,695円 | 10,490円 |
注意点
三大疾病払込免除が適用されると先進医療特約もじきに消滅する
先進医療特約は主契約の保険料が払込免除されている場合は更新されないため、三大疾病払込免除となった場合には残りの保険期間しか保障が続きません(先進医療特約の保険期間は定期10年)。
特約は比較的少ないが主契約が手厚い
チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアム」は特約は比較的少ないほうなので、他社ではどんな特約があるか知った上で検討したい場合はNKSJひまわり「新・健康のお守り」やアクサ「一生保障の医療保険 プライム60」、アメリカンホーム「みんなのほすピタるα」などを比較対象として見てみるのもいいかもしれません。
チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアム」まとめ
特約の退院後通院特約も魅力か
退院後通院特約は、5000,10000,15000円の中から選択して付加できる特約です(選択した入院給付金以下でなければならない)。給付金額5000円を付加するのには700〜1300円ほどの保険料となっていました。退院後の通院が不安な人にはいいかもしれません。他に似た特約がある医療保険にはアフラック「EVER」やアメリカンホーム「みんなのほすピタるα」などがあります。
年払いにすると保険料が3~4%前後割引になる
試算ページで保険料を年払いにするといくら安くなるか表示が出るので計算してみました。年齢やプランによるのですが、年払いにすると月払いよりも概ね3.41~4.25%ほどの割引となるようです。
ストレス性疾病での長期入院と三大疾病払込免除が強み
「終身医療保険プレミアム」がシンプルで安い医療保険と比べて有利な点はストレス性疾病での入院の場合は1入院の限度日数が365日までとなること、三大疾病払込免除があることです。ストレス性疾病の長期入院に備えられるというのは珍しく、死亡保険や特定疾病保険ではなく医療保険で三大疾病払込免除があるというのもあまり見かけません(三大疾病払込免除についてはNKSJひまわり「新・健康のお守り」の特約には存在しますが、主契約で保障されているわけではありません)。「終身医療保険プレミアム」では、医療保険によっては保障していないこともある放射線治療を保障していることも魅力です。「終身医療保険プレミアム」は保険料はやや高い分、主契約が手厚い医療保険です。
よりよい条件の保険を選ぶために
医療保険は、さまざまな保険が各社から登場しています。自分にあった保険に賢く入るためには、複数の保険会社と契約をしているFPに相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用してじっくり相談してみるのがオススメです。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって万が一のときの医療費や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や、北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。