三井住友海上あいおい「これ一本」は定期保険(無配当)に新傷害特約、新災害入院特約(60日型)、新疾病入院特約(60日型)、代理請求特約、リビング・ニーズ特約を付加した販売プランの愛称です。国内だけではなく海外でも保障されるという特徴があります。
保険期間 | 定期10年 |
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保険料払込期間 | 定期10年 |
契約可能年齢 | 18歳~65歳(更新は最長80歳まで) |
プラン | 200万円プラン、500万円プラン |
入院給付金 | 5000円 |
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手術給付金 | 手術の種類により 20,10,5万円 |
傷害保障 | 20〜400万円 |
死亡保障 | 200万円 (不慮の事故で180日以内に死亡もしくは約款所定の感染症による死亡)400万円 |
入院限度日数 | 1入院60日を限度として通算1,095日まで |
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短期入院 | 1泊2日から保障 |
保険料払込免除 | 不慮の事故によるケガを直接の原因として、その事故の日からその日を含めて180日以内に 約款所定の身体障害の状態になった場合 |
支払い方法 | 口座振替、クレジット払い |
備考 | - |
医療保険の基本
医療保険は病気やケガによる入院に備える保険です。入院給付金・手術給付金の二つで構成されているのが基本で、1入院あたりの入院の限度日数の主流は60日です。保険によっては通院も保障している場合もあります。通院を保障している場合は、入院した病気・ケガと同一の病気・ケガで通院した場合のみ保障されているというのが一般的です。
三井住友海上あいおい「これ一本」特徴
- 国内はもちろん海外でも保障されます(支払いは日本国内)。
- 入院、手術、死亡・傷害を保障します。
保険プラン
500万円プランと200万円プランが用意されています。
支払対象となる入院・手術について
支払いの対象となる入院・手術は、治療を目的として「医療法」に定める国内の病院または診療所およびこれと同等とみなされる日本国外にある医療施設において約款所定の入院・手術をした場合に限ります。
保険料
公式ウェブサイトで試算した結果をまとめました。
男 性 | 女 性 | |||
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200万円プラン | 500万円プラン | 200万円プラン | 500万円プラン | |
30歳 | 1,588円 | 3,460円 | 1,482円 | 3,195円 |
40歳 | 2,062円 | 4,535円 | 1,846円 | 3,995円 |
50歳 | 3,279円 | 7,285円 | 2,707円 | 5,855円 |
60歳 | 6,050円 | 13,530円 | 4,592円 | 9,885円 |
他社の保険との比較
長く加入することを検討している場合は加入時から保険料が上がらない終身医療保険をおすすめします。例えば安い終身医療保険だとライフネット「新じぶんへの保険」やアフラック「EVER」などがあります。
もっと安く備えたい場合は、定期10年の医療保険であるアクサダイレクト生命「カチッと医療保険」や三井ダイレクト損保「e入院保険スーパープラス」と比較されるとよいでしょう。ただし、やはり長期加入を考えているならば終身医療保険をご検討ください。
注意点
保険期間は10年の更新型
更新時の年齢に応じて保険料が上がっていきます。加入していて病気になった場合に、もう他社の告知型医療保険に入ることができません(条件付きで保険料も高い"引受基準緩和型医療保険"になら入れますが)。病気になってしまった場合、医療保険を生涯使う形になります。それを踏まえた上でご検討ください。医療保険と死亡保険を併せた保険という意味では共済もよい対抗馬になるでしょう。
三井住友海上あいおい「これ一本」まとめ
少額の定期死亡保険に入院給付金・手術給付金が付加されたもの
もともとそう作られているので当然ですが、医療保険というよりは死亡・傷害保障に入院給付金と手術給付金がついている保険です。そのため、このプランには先進医療特約を付けることができません。
海外でも保障されることが強みだが
医療費が高額に及ぶ国では心もとない額ではありますが、海外でも保障しているということを売りにしています。ただ、海外旅行保険のように海外の病院の案内してくれるわけではないので保険金の請求は面倒かもしれません。約款所定の入院・手術を受けたことの証明が必要でしょうし、入院や手術を受けた医療機関が三井住友海上あいおいに認められなければなりません(認められないという可能性もあると思います)。帰国してから医療機関と電話や郵送でやりとりをするというのも難しいでしょう。外国で医療機関にかかる場合に、自力でもろもろ調べたり三井住友海上あいおいと何度も国際通話で確認することを覚悟しているならいいかもしれません。
総合的な保障としてはそう悪くないか
(保険期間・保障範囲・保障額が違うので比較しづらいものの)40歳くらいからは共済の方がよいでしょうが、若いうちについては「これ一本」もそう悪くないかもしれません。定期保険でもよく、海外でも保障されることが魅力だと思う場合には検討してみるとよいでしょう。
よりよい条件の保険を選ぶために
医療保険は、さまざまな保険が各社から登場しています。自分にあった保険に賢く入るためには、複数の保険会社と契約をしているFPに相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用してじっくり相談してみるのがオススメです。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって万が一のときの医療費や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や、北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。