ドコモの保険「サイクル保険」概要
ドコモから携帯電話から手軽に加入可能な「サイクル保険」が発売になりました。引受保険会社は東京海上日動火災保険です。「サイクル保険」は自転車だけでなく、電車やバス、自動車、原付きバイクなどを利用していた際の事故でのケガも補償します。また、示談交渉サービスも付加されています。ドコモプレミア会員であれば、ネットワーク暗証番号と生年月日を入力するだけで加入できます。
賠償金 | 最高2億円 |
---|---|
死亡保険金 | 500万円 |
後遺傷害保険金 | 500万円 |
入院保険金日額 | 3000円 |
手術保険金 | 入院保険金日額の10倍(入院中の手術)または5倍(入院中以外の手術)となります。 |
通院保険金日額 | - |
自転車保険の基本
自転車保険では、自転車事故に見舞われた場合に賠償金、死亡保険、後遺傷害保険、入院保険金、手術保険が下りるというものが基本です。保険によっては通院でも保険金が出る場合もあります。
選ぶポイントは高額な賠償請求が発生した場合に備えられることです。もし他の保険で賠償請求に対応できるのであれば、賠償請求に重きを置いて選ぶ必要ありません。自転車保険を検討される前に、自動車保険などで賠償請求に備えていないか確認してみましょう。
示談を代行してくれるサービスが付帯しているかどうか、補償は国内事故に限るのか、海外でも効くのかという点も選ぶポイントになるでしょう。
自転車のみの保険ではなく、日常生活のケガや地震による入院・通院、携行品損害など、補償の幅を広げて保険料を高く設定しているケースもあります。
特徴
- 使用している携帯電話からドコモプレミア会員であれば、ネットワーク暗証番号と生年月日を入力するだけで加入できる
- 保険料をdocomoの携帯代金として支払い可能
- 賠償請求金額は最高2億円まで補償
- 通勤・通学中の事故も補償
- 海外での事故も補償
- 示談交渉サービス有(海外はサービス対象外)
「サイクル保険」対象者
- 本人の加入は18歳以上
- 保険期間の開始日時点で、満18歳以上満70歳以下の携帯電話のご契約者本人かつドコモプレミアクラブ会員である人
保険プラン
日常における損害事故と自転車事故を含む交通事故全般に対して、「損害賠償責任保険金」「死亡・高度障害保険金」「入院保険金」「手術保険金」を補償します。
保険料
保障範囲に応じて「家族プラン」「夫婦プラン」「個人プラン」の3つのプランが用意されています。
あ・う・て「自転車バイクルBycle」保険との比較
あ・う・ての「自転車バイクルBycle」のとは、auの「auかんたん決済(auスマートフォン)」で月々のau携帯電話料金と合算して支払い可能な自転車保険です。
3つのプランがありますが、ブロンズプランの場合、年額4290円です。
賠償金 | 最高5000万円 |
---|---|
死亡保険金 | 300万円 |
後遺傷害保険金 | 300万円 |
入院保険金日額 | 3000円 |
手術保険金 | 2万円 or 4万円 |
通院保険金日額 | - |
あ・う・て「自転車バイクルBycle」の方が優れている点
- ロードサービスが20kmまで無料であること
- 保険料が安い
- 携帯・スマホ・タブレットから簡単申込可能
- キャリアの制限はなく、docomoやソフトバンク等を使っていても申し込み可能
- 支払い方法はクレジットカード払いもしくは「auかんたん決済」
※あ・う・て「自転車バイクルBycle」では1年もしくは2年での契約となり、月ごとの支払いはできないことに注意が必要です。
示談交渉サービスについて
自転車保険の中でも一部の保険にしかついていない示談交渉サービスですが、ドコモ「サイクル保険」には示談交渉サービスが付帯しています。示談交渉サービスは事故の際に面倒な書類のやり取りをしてもらえたり、交渉を行ってもらえるので、万が一事故を起こした場合には頼れるサービスでしょう。
引受保険会社の東京海上日動火災保険で受けられるサービス
介護・生活・健康について、相談や情報提供、病院の紹介などをしてもらえるサービスがあります。
他社と比べて、保険料はどうなの?
「サイクル保険」の個人プランは年間5280円です。自転車保険は「年間4000円前後である程度の補償をしている」というところが多いので、単純に「自転車保険の相場」ということだけで言うとやや高いということになります。しかし、これだけの補償があるということを考えれば決して高いとは言えないでしょう。夫婦プラン・家族プランはよりコスパの高いプランです。
保険料をもう少し抑えたいのであれば、年額4160円のセブンイレブンで入る「自転車向け保険」がおすすめです。賠償金額は1億円まで補償しています。「入院給付金」は6000円、「手術給付金」は入院の場合6万円、通院の場合3万円という手厚い保障をしています。ただし、セブンイレブン「自転車向け保険」は海外での事故は補償していません。
「海外の補償は求めていないし、賠償請求金額は1億円あればよく、むしろ入院給付金や手術給付金が手厚いことのほうが重要」と思うのであれば、セブンイレブン「自転車向け保険」の方が向いているでしょう。
注意点
携帯電話契約の解約、改番、名義変更、ドコモプレミアムクラブの退会などが行われた場合、その月末をもって保険期間は終了します。
ドコモの保険「サイクル保険」まとめ
ドコモプレミアクラブ会員であれば非常に簡単に加入でき、乗り物の事故による損害賠償と死亡・高度障害状態を補償・保障する保険です。特に夫婦プラン・家族プランがかなり安く提供されています。示談交渉サービスがついていて、賠償請求金額を2億円まで補償というのは魅力的です。しかも海外の事故も補償されるという大変充実した自転車保険です。
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よりよい条件の保険を選ぶために
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