あいおいニッセイ同和損保「eとらべる海外旅行保険」はインターネット申込に特化することで、同社「海外旅行保険」(書面申込)と比較し安い保険料を実現しています。保障は緊急歯科治療費用あり、航空機寄託手荷物遅延等費用、弁護士費用等、テロ等対応費用が含まれており、保障額も高めに設定されている海外旅行保険です。
保険期間 | 92日以内 |
加入可能年齢 | 出発時点で満69歳以下 |
保険プラン | タイプA,タイプB,タイプC |
ファミリー、グループ契約 | ファミリープラン(5名まで) |
特徴的な保障内容 | 緊急歯科治療費用あり、航空機寄託手荷物遅延等費用、弁護士費用等、テロ等対応費用、(オプション)ペット預入延長費用 |
割引制度 | リピーター割引(5%) |
その他 | 保険証券は原則発行されない。希望すれば発行されるが、通常は「契約確認書」を印刷するか、保険契約番号等をメモしたものを携帯する。 |
支払い方法 | クレジットカード払い |
海外旅行保険の基本
海外旅行保険は厳密には海外旅行傷害保険といい、多くの場合は傷害死亡、傷害後遺障害、疾病死亡、治療・救援者費用、賠償責任、携行品損害からなっている保険です。保険商品により独自の保障内容がある場合があります。
保険料は保障内容・保険期間・渡航先によって定められています。保険期間は「日本で自宅を出発してから、帰国し住居に帰着するまで」の日数で設定しますが、その日数の上限が保険商品によって異なりますので注意しましょう。
クレジットカードにも海外旅行保険が付帯していることがありますが、その海外旅行保険が使えるかどうか必ずご確認ください。持っているだけで保険が適用される自動付帯と、旅費をそのクレジットカードで支払う、現地へ行く公共交通機関の支払いにクレジットカードを使うなどの条件を満たして初めて保険適用となる場合があります。使えるのであれば、どの保障に対していくらまで効くのか、保障額はいくらまでと設定されているのか、十分な額であるのかどうかをチェックして足りない保障があれば保険会社の海外旅行保険で補いましょう。
「eとらべる海外旅行保険」保険プラン
パッケージプランの保障額は一番小さいタイプAであっても、他社のパッケージプランよりも手厚くなっています。タイプAでも傷病死亡・傷害後遺障害1500万円で疾病死亡は1000万円、治療・救援費用の上限が5000万円となっています。さらに、緊急歯科治療費用あり、航空機寄託手荷物遅延等費用、弁護士費用等、テロ等対応費用もプランに含まれています。
※1死亡保険金の受取人は、被保険者の法定相続人となります。
※2緊急歯科治療費用については、現実に支出した診察費等の所定の費用で社会通念上妥当な額に50%(縮小割合)を乗じた額を治療・救援費用保険金としてお支払いします。
※3携行品1つ(1個、1組または1対)あたり10万円(乗車券等・旅券は合計して5万円)を限度とし、損害額をお支払いたします。また、携行品損害保険金額が30万円を超えるご契約の場合でも、盗難、強盗および航空会社等寄託手荷物不着による損害については30万円を保険期間中の限度額とします。
弁護士対応費用等補償特約とは
被害事故にあって損害賠償請求をする場合や、被害事故にかかわる法律相談を行う場合、法律相談費用を負担することによって被る損害に対して支払われる保険料のことです(あいおいニッセイ同和損保の同意を得て支出した法律相談費用でなくてはなりません)。
テロ等対応費用とは
保険期間が満期日の午後12時に予定されているにも関わらず、第三者による不法な支配または公権力による拘束、被保険者が誘拐される、海外で空港が閉鎖され出国できなくなったなどの理由により、交通費・宿泊費・国際電話料等通信費を負担を余儀なくされた場合に支払われる保険料のことです。
オプション
ペット預入延長費用保険金
保険料30円
保険金額日額5000円
交通機関の遅延または休航・運休や、被保険者が治療を受けた等の理由により、帰国が遅れた場合のペットを預け入れるために発生する費用を保障するものです。
保険料
「eとらべる海外旅行保険」は渡航先によって保険料が違います。日数が多いと特に顕著ですが、以下の(3)の保険料は非常に高額となります。
(1)アジア | (2)中南米、アフリカ | (3)北米、オセアニア、ヨーロッパ、ハワイ、グアム・サイパン | |
---|---|---|---|
7日 | 3,290円 | 4,420円 | 3,830円 |
14日 | 4,930円 | 6,640円 | 6,450円 |
30日 | 8,000円 | 10,740円 | 15,020円 |
60日 | 17,230円 | 23,180円 | 52,490円 |
90日 | 26,430円 | 35,540円 | 111,600円 |
割引制度
リピーター割引の制度があります。過去にインターネット契約で「eとらべる海外旅行保険」を契約したことがあり、かつその契約(以下、前回契約)が取消されておらず、前回契約の満期日から2年以内であればリピータ割引制度が利用可能です。
細かくは、前回契約と今回申込みの契約(以下、今回申込契約)の保険契約者が同一であり、かつ、前回契約と今回申込契約ともに保険契約者=被保険者(ファミリープランの場合は保険契約者=被保険者本人)である必要があります。
サポート・サービス
ほとんどの海外旅行保険で通常サポートされる24時間、年中無休、日本語受付のダイヤルとキャッシュレス・メディカルサービスが利用できます。他には国際的アシスタンス会社が直接サポートしてくれる緊急医アシスタンスサービスや、携行品リペアサービスが用意されています。
「eとらべる海外旅行保険」まとめ
単純な保険料で比較してしまうと全期間において最安になるケースはない「eとらべる海外旅行保険」ですが、保障の範囲が広めで、保障額も高く設定されている保険なので当然です。保険料と保障のバランスをみればそう悪くはないでしょう。
アジア、中南米、アフリカへ行く人で、治療・救援費5000万円の保障がほしい人向け
治療・救援費が5000万円というのは手厚い部類であり、他社のプランを見渡しても3000万円までであることがほとんどです。他に5000円の治療・救援費を備えることのできる海外旅行保険にはあ・う・て「海外旅行保険」のゴールドプランや、ジェイアイ傷害火災「t@biho たびほ」おすすめプラン(あるいはカスタマイズ)があります。あ・う・て「海外旅行保険」の保険期間は15日までしか対応していません。「t@biho たびほ」はカスタマイズすれば治療・救援費を最大1億円まで備えることのできる特徴がありますが保険期間31日までしか対応していません。よって、32日以上で5000万円の保障が欲しいという場合は「eとらべる海外旅行保険」一択です。
とは言え、治療・救援費を手厚くしたい場合は、以下の無制限と比較してみるといいかもしれません。
治療費無制限の海外旅行保険との比較
AIU、日本興亜には治療・救援費無制限のプランがあります。渡航先がアジア、中南米、アフリカであれば保険料は「eとらべる海外旅行保険」の方が安くなっています。保険料が上がっても無制限を希望するならAIUや日本興亜も検討しましょう。
アジア、中南米、アフリカ以外へ60日以上で行く場合については他社の治療費無制限プランをすすめます
ハワイ、北米、オセアニア、ヨーロッパ、グアム・サイパンへ行く場合であっても、30日までなら「eとらべる海外旅行保険」が他社の治療・救援費無制限のプランよりは保険料が安くなっています。ですが、60日や90日なら他社の治療・救援費無制限のプランの方が安くなるという現象が起こりますので、そちらも検討してみてください。
海外旅行保険をさらに節約するために
海外旅行保険は、万全の保障をつけようとすると数千円~1万円程度かかります。そこで、海外旅行保険の節約テクニックの一つである「海外旅行保険付きクレジットカード」に加入することをオススメします。
特に、年会費無料、かつ自動付帯(旅行金額をカード払いするなどの条件がない)のクレジットカードを持つと、本当に無料で海外旅行保険をつけることができます。当サイトがおすすめ作戦は、付帯保険付きのカードを2枚持つ(できれば、VISAとMASTERから1枚ずつ選ぶと海外のお店で困ることもありません)ことで補償を充実させることです。(詳しくは割愛しますが、一番大事な保障部分である病気や事故の際の治療費の補償金額は原則として合算されるんです!)※ただし、付帯保険ですと大抵90日までの旅行しか保障されないので長期旅行される方は注意してください。
申し込みから発行まで10日程度かかることが多いですので、少しでも早く検討することをオススメします。以下に、1.無料で発行される 2.海外旅行保険が自動付帯である 3.補償金額(特に治療費用部分)が手厚いカードを紹介します。また、同時に3枚以上申し込みをすると審査が厳しくなるそうですが、2枚までならそういうこともないようです(実際に、私も渡米前に2枚同時に申し込んだことがあります)。
1:横浜ジャックスカード
年会費:無料 海外旅行保険の適用条件:自動付帯- 海外旅行傷害保険 死亡・後遺障害 2,000万円
- 傷害・疾病治療費用 200万円 ←この金額が一番大事!
- 賠償責任 2,000万円
- 救援者費用 200万円
- 携行品損害 20万円(免責1事故3,000円)
2:楽天カード
年会費:無料 海外旅行保険の適用条件:利用付帯 ※旅行に関連する公共交通機関をカードで払う必要がありますが、これは実は飛行機代である必要はありません!空港までのバスや電車代をカードで支払えば条件が満たされますので、すでに航空券やツアーを購入してしまっている方でも間に合います。- 海外旅行傷害保険 死亡・後遺障害 2,000万円
- 傷害・疾病治療費用 200万円 ←この金額が一番大事!
- 賠償責任 2,000万円
- 救援者費用 200万円
- 携行品損害 20万円(免責1事故3,000円)
- 救援者費用 200万円