朝日新聞デジタル:生命保険料値下げへ 来年4月以降、運用利率の規制改定 - 経済によると、金融庁が生命保険料の算定の根拠になる「運用利回り」について規制を緩和するということです。
現在は、10年物国際を基準として年利1.5%として計算するよう義務付けられていたそうなのですが、20-30年物を基準として2%台の金利として計算することが許されるそうです。この規制緩和がなければ、近年の量的緩和政策のせいで下がっている金利を反映して1%として計算しなければならない、ということになり値上がりを余儀なくされるところだったということらしいです。
なんだか、ややこしいですが、要するに「高い金利になる」ということは、保険会社が運用によってお金を殖やせるので、その分利用者は低い保険料ですむ、ということが基本的な考え方です。ただ、今回のケースは「計算の根拠として使える数字」が変わるだけで、実際に保険会社の運用テクニックが向上するわけでもなんでもありません。インフレも政策目標に入っている現状では、大丈夫だとは思いますが、無理な金利を設定したせいで運用に失敗してまた保険会社が潰れる、なんていう結果にならないことを祈ります。しかも、えてしてそういうことが判明するのは10年後、20年後のことなのでなおさらです。
いずれにせよ、来期以降に保険に入る方は値下がりするかもしれませんので、要チェックなニュースでした。ネット生保各社も値下げするのか気になります。
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