ニッセイに対抗してうまれた学資保険Ⅲ型
ソニー生命は、もともと学資保険の中でも高金利であることが特徴で、利差配当という上振れがあるタイプの学資保険ですら、年利0.96%(モデルケースの場合)が保証されていました。ただし、標準利率の規制緩和を受けて2013年の4月よりニッセイが発売した学資保険は利差配当が無い代わりに高金利なタイプのものが発売されたことを受けて、ソニー生命も対抗商品となるⅢ型(既存の利差配当付きのタイプはI型、Ⅱ型として契約されます)を発売しています。
利差配当とは、保険会社による実際の運用結果が想定していた利率(おそらく標準利率である1%〜1.5%)をうわまわった際に受け取ることができる配当金のことですので、I型Ⅱ型は将来金利が上昇した際には受取額の上振れが期待できるのに対し、Ⅲ型の場合は金利が上昇してもしなくても受取額は変わらない、という差があります。
Ⅲ型の特徴
- 18歳、19歳、20歳、21歳の時点で進学学資金を、22歳の時点で満期学資金を受け取るという仕組み。(満期は22歳満期のみ)。
- 「無配当」しか選ぶことが出来ない。(I型、II型だと「無配当」か「5年ごと利差配当付学資保険」を選択可能)
学資保険としての基本的な保障である、契約者に万一のことがあった場合の保険料払込免除は保障されています。
年利換算すると1.36%
以下の条件で試算してみました。金利が高くなるよう、10歳払込満了の条件としています。
結果はこのようになります。121.2%という高い返戻率を誇っており、年利を計算すると1.36%となります。
これまでのI型、II型や他社の学資保険と比較しても最も高利回りとなっています。学資保険に貯蓄性を求めるならソニー生命の学資保険III型が最も適していると言えます。
将来金利の大幅な上昇が無いと考えるならⅢ型はベストな選択肢
結局、利差配当無しのプランでも最高金利の座を譲らなかったソニー生命ですが、既存のⅠ型Ⅱ型と比べたⅢ型の特徴は、前述のように将来の金利上昇の際でも受け取る額が上振れしない代わりに、もとから高金利(モデルケースの場合で年利1.36%)が保証されるというものです。将来の金利が今よりも大きく上昇すると予想するかどうかによって、ベストな選択は異なりそうです。
よりよい条件の保険を選ぶために
学資保険に賢く加入するには、複数の保険商品の金利や契約期間などを冷静に比較する必要があります。そこで、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。自宅や喫茶店、ファミレスなど、指定した場所にきてくれますので、妊娠中だったり子供がいるので遠出ができないといった場合でも安心です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって子供の教育資金や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
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