「もっとぎゅっと新ペット保険」概要
正式名称はペット保険(一般型)/がん追加補償特約・ペット賠償責任担保特約付きといいます。通院・入院・手術に備えることができ、がん診断給付金がついています。また、1事故300万円を限度にペット賠償責任保険金が補償されています。
契約可能ペット種類 | 介護犬や介助犬を含む、家庭で飼育されている犬または猫(業務用の動物は対象外) |
契約可能ペット年齢 | 0歳~8歳(9歳未満) |
保険期間 | 1年(自動更新型) |
特約 | がん追加補償特約・ペット賠償責任担保特約の付帯した保険です。 |
その他 | インターネットもしくは郵送で申込可能 |
支払い方法 | 口座振替・クレジットカード・コンビニエンスストア・団体扱など(年払い、月払いあり) |
ペット保険の基本
ペット保険は、かかった治療費のうち決まった割合を保険会社が補償する形が基本です。ペットの医療費は通常全額自己負担であるため、大きなケガや病気に見舞われた場合に大きな出費となるケースがあります。補償があれば、高額になりがちなペットの治療の費用を抑えることができます。ペット保険に加入していることで、高額な治療を選択しやすくなるというメリットもあります。
「もっとぎゅっと新ペット保険」特徴
通院・入院・手術にかかった費用が、プランにより50%もしくは70%補償される保険です。通院・入院保険金は、支払い日数や日額は無制限です。手術保険金は1回あたりの保険金額や回数は無制限です。いずれにしても共通支払い限度額を超えない限り範囲で補償されています。
保険プラン
補償割合と、共通支払い限度額の違いによってプレミアプランとスタンダードプランの2種類が用意されています。どちらもプランもがん診断給付金一律5万円と1事故300万円を限度にペット賠償責任保険金が補償されています。
特約
がん追加補償特約とペット賠償責任担保特約が付帯しています。
また、以下の特約もあります。これらは契約者にとってメリットになる特約ではありません。告知の際に病気やケガなどがあった場合に、以下の特約によって特定疾病や特定部位を不担保とすることで引受を可能とするものです。
●特定疾病不担保特約
● 特定部位不担保特約
保険料
公式ウェブサイトで示されている保険料です。全犬種、全猫種共通の値段となっています。
割引制度
以下の4つの割引があります。ネット割引は初年度のみです。
加入条件
- ペットの治療歴や病歴についての告知が必要です。告知の内容によっては、契約をお引受けできない場合や、特別な条件をつけてお引受けする場合があります。
- 次の場合には、契約をお引受けできません。
- 過去に次の病気にかかったことがある場合 (1) 心不全 (2) 腎不全 (3) 糖尿病 (4) フィラリア感染症 (5) 悪性腫瘍 (6) 重度の外耳炎 (7) 猫エイズウィルス感染症 (8) 猫白血病ウィルス感染症 (9) 神経疾患(発作・てんかん等) (10) バベジア症 (11) ヘモバルトネラ症
補償開始時期と免責期間について
契約初年度は、病気の場合とがん追加補償特約については以下のような免責期間が設けられています。
保険料を支払えない主な場合
- 補償開始前に生じた傷病
- 感染症など15種類の病気(狂犬病以外は予防ワクチン接種等の有効な予防措置が講じられている場合、保険金を支払います)
- 妊娠・出産・早産・流産および人工流産
- 疾病予防のための薬物投与・注射、検査等
- 歯科治療費用
- 停留睾丸、臍ヘルニア等の処置費用
- 往診費用、夜間休日等時間外診療費用
- お客様の故意または重大な過失によって生じた傷病
- 食物、療法食、サプリメント、ビタミン剤など(入院中の食事を除く)
- 院内での薬浴を除くシャンプー剤(薬用シャンプー剤および医薬品シャンプー剤を含む)、院内での処置を除くイヤークリーナーに要する費用
- 日本国外での治療行為
※詳しくは重要事項説明書、普通保険約款をご覧下さい。
分析
犬がブリード種なら、「もっとぎゅっと新ペット保険」を選んでもよいかも
「いぬのきもち保険」との比較の場合です。「いぬのきもち保険」は犬種で保険料が異なり、ブリード種の場合は保険料が割高になるためです。0歳で比較すると「もっとぎゅっと新ペット保険」の方が若干高く、10歳で比較するならば「もっとぎゅっと新ペット保険」の方が安くなります。もっとぎゅっと保険の方が保険としては手厚いので、より安くなるのならありです。ただし保険会社がなくなってしまったらという危険性を考えた時には、少額短期保険業者は保険契約者保護機構による資金援助等の適用はありませんのでやや不安でしょうか。
「もっとぎゅっと新ペット保険」まとめ
「もっとぎゅっと新ペット保険」は手厚い分保険料は高め
より保険料の安いペット保険にはアクサダイレクト「いぬのきもち保険」「ねこのきもち保険」があります。補償の違いは、「もっとぎゅっと新ペット保険」ならがん診断給付金とペット賠償責任保険金がついているということです。「いぬのきもち」「ねこのきもち」は、月々90円でペット賠償保険金を特約で備えることが可能です。がん診断給付金に保険料割り増し分の価値があると感じるかどうかというところで判断すべきということになります。
保険料はどのくらい高いのか
犬や猫の種類や年齢などにもよるものの、「いぬのきもち」「ねこのきもち」の保険料と比較した場合に保険料は月当たり800〜1,000円ほど上がっていました。受け取れるか分からず、受け取れるとしても1回きりで5万円のがん診断給付金に対する保険料としては高いように感じます。そのため当サイトでは「もっとぎゅっと新ペット保険」をあまりおすすめしません。ただし、共通支払い限度額が少し高めに設定されているところは他社と比べての強みです。プラン50だと60万円、プラン70だと90万円を共通支払い限度額としています。
よりよい条件の保険を選ぶために
生命保険や医療保険に賢く加入するには、複数の保険商品を比較するのがお勧めです。そこで1社専属でなく、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。各社が力を入れている保険だけをそれぞれ”つまみ食い”して良いとこどりをすることができます。FPは、自宅だけでなく喫茶店、ファミレスなど、どこでも指定した場所にきてくれますので忙しい方でも大丈夫です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、まずは各社のパンフレットを見せてもらうといった使いかたもお勧めです。
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