ペッツベスト「ペット保険」概要
ペッツベストのペット保険には、病気とケガを補償する「ペット医療保険」があります。補償の限度額と免責金額の違いによって、ファーストプランとベーシックプランに分かれています。いずれも治療費のうち80%を補償します。これらのプランの差は、年間保障限度額や免責金額に表れています。
ペッツベストにはケガを補償する「ペット傷害保険」(アクシデントプラン)もありますが、それについては別途レビュー記事を書いています。
契約可能ペット種類 | 家庭で飼育されている犬または猫 |
契約可能ペット年齢 | 生後満50日齢から16歳(16歳11カ月) |
保険期間 | 1年(自動更新) |
特約 | - |
割引制度 | - |
その他 | - |
支払い方法 | クレジットカード(月払、一時払)もしくはコンビニエンスストア(一時払) |
ペット保険の基本
ペット保険は、かかった治療費のうち決まった割合を保険会社が補償する形が基本です。ペットの医療費は通常全額自己負担であるため、大きなケガや病気に見舞われた場合に大きな出費となるケースがあります。補償があれば、高額になりがちな治療費を抑えることができます。ペット保険に加入していることで、高額な治療を選択しやすくなるというメリットもあります。
保険プラン
ファーストプラン
保険期間あたりの支払い限度額が100万円という手厚いプランです。1回の事故(疾病)に対する支払い限度額は50万円と決められています。
ベーシックプラン
保険期間あたりの支払い限度額は50万円です。1回の事故(疾病)に対する支払い限度額は25万円と決められています。
「その他保険金額」の詳細
上の表にある「その他保険金額」というのは、*1~*4で定めている特定の疾病・傷害の場合、1つの疾病・傷害に対しての保険金額限度額を定めたものです。
- *1 保険期間中に、猫エイズウィルス感染症(FIV)、猫伝染性腹膜炎(FIP)にかかった場合、お支払いする保険金の限度額が設定されます。
- *2 保険期間中に、じん帯の断絶・損傷、肉球または爪の裂傷・切り傷・刺し傷、有毒物質または異物の飲み込みがおきた場合、 お支払いする保険金の限度額が設定されます。
- *3 保険期間中に、先天的ないし遺伝的または発達異常を原因とする病気・ケガがおきた場合、お支払いする保険金の限度額が設定されます。
- *4 保険期間中に、妊娠または出産を原因とする病気にかかった場合、お支払いする保険金の限度額が設定されます。なお、妊娠・出産にかかった費用には保険金をお支払いしませんので、ご注意ください。
- *5 その他保険金額は、実際にかかった費用からお客様ご負担金を除き保険金支払割合(80%)を掛けた額の限度額になります。定額で支払われるものではありませんので、ご注意ください。
プラン毎の比較
保険期間あたりの保険金額・1回の事故に対する免責金額(自己負担額)に大きな差があります。また、「その他の保険金額」という所にも違いがあります。
(ケガを補償するアクシデントプランは別途記事を書いています。「ペット傷害保険」)
保険料
犬は種類によってA〜Dの4種類に分けられています。猫は細かい区分はありません。犬のグループについては、保険料の下に載せています。9歳以上については公式ウェブサイトに開示しておらず、問い合わせが必要です。
ファーストプランの保険料
ベーシックプランの保険料
犬のグループについて
Aグループ
- アーフェン・ピンシャー
- イタリアン・グレイハウンド
- オーストラリアン・テリア
- コトン・ド・トュレアール
- シー・ズー
- シルキー・テリア
- スピッツ
- チベタン・スパニエル
- チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
- チワワ
- 狆(チン)
- 日本テリア
- トイ・テリア
- トイ・プードル
- トイ・フォックス・テリア
- トイ・マンチェスター・テリア
- ノーフォーク・テリア
- パピヨン
- プチ・ブラバンソン
- ブリュッセル・グリフォン
- ペキニーズ
- ヘブンニーズ
- ベルジアン・グリフォン
- ポメラニアン
- ボロニーズ
- マルチーズ
- ミックス(雑種)犬
- ミニチュア・ダックスフンド
- ミニチュア・ピンシャー
- ヨークシャー・テリア
Bグループ
- アイリッシュ・テリア
- アメリカン・エスキモー
- ウィペット
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア (ウェスティ)
- ウェルシュ・コーギー
- ウェルシュ・テリア
- オーストラリアン・キャトル・ドッグ
- 甲斐(カイ)
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- ケアーン・テリア
- シェットランド・シープドッグ(シェルティ)
- 四国(シコク)
- 柴犬(シバイヌ)
- ジャック・ラッセル・テリア
- スコッティッシュ・テリア
- パグ
- バセンジー
- ビーグル
- ビション・フリーゼ
- フォックス・テリア
- ブル・テリア
- ベドリントン・テリア
- ボストン・テリア
- 北海道(ホッカイドウ)
- マンチェスター・テリア
- ミニチュア・コッカー・スパニエル
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・プードル
- ラサ・アプソ
- ワイアー・フォックス・テリア
Cグループ
- アイリッシュ・セター
- 秋田(アキタ)
- アラスカン・マラミュート
- イビザンハウンド
- イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
- エアデール・テリア
- 紀州(キシュウ)
- カーリーコーテッド・レトリーバー
- グレイハウンド
- コリー
- サモエド
- サルーキ
- シベリアン・ハスキー
- ジャーマン・ピンシャー
- ジャイアント・シュナウザー
- スタンダード・プードル
- ダルメシアン
- 土佐(トサ)
- バセット・ハウンド
- ブービエ・デ・フランダース
- フラットコーテッド・レトリーバー
- ベルジアン・シェパード・ドッグ(グローネンダール)
- ベルジアン・シェパード・ドッグ(タービュレン)
- ベルジアン・シェパード・ドッグ(マリノア)
- ベルジアン・シェパード・ドッグ(ラケノア)
- ボーダー・コリー
- ラブラドール・レトリーバー
- レオンベルガー
- ロットワイラー
- ワイマラナー
Dグループ
- アイリッシュ・ウルフ・ハウンド
- アフガン・ハウンド
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- アメリカン・ブルドッグ
- アメリカン・マスティフ
- イングリッシュ・コッカー・スパニエル
- イングリッシュ・ブルドッグ
- オールド・イングリッシュ・シープドッグ
- オールド・イングリッシュ・ブルドッグ
- キャナリー・ドッグ
- グレート・デーン
- グレート・ピレニーズ
- ゴールデン・レトリーバー
- シャー・ペイ
- ジャーマン・シェパード・ドッグ
- スタンダード・ダックスフンド
- セント・バーナード
- チベタン・マスティフ
- チャウ・チャウ
- ドーベルマン・ピンシャー
- ナポリタン・マスティフ
- ニューファンドランド
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
- ブラック・アンド・タン・クーンハウンド
- ブル・マスティフ
- ブルドッグ
- フレンチ・ブルドッグ
- ボクサー
- ボルゾイ
- マスティフ
割引制度
割引制度はありません。
保険料を支払えない場合
補償の対象とならない主な費用
- 日本国外での医療行為
- 獣医師の免許を持たない者による医療サービス行為に要した費用
- 獣医師による医療行為に要した費用のうち、保険金額(保険金の支払限度額)を超える部分
- 被保険動物の予防のための医療行為、緊急性がなく選択的に実施した医療行為、または健康診断
- 歯石除去費用および歯科医療費用(乳歯遺残、不正咬合その他異常形成の改善医療含む)
- 妊娠、出産、帝王切開、早産または流産に要した費用
- 被保険動物の移送に要した費用
- 各種証明書の作成(郵送費を含む)に要した費用
- 特定疾病不担保特則を適用し、保険証券に保険金をお支払いしない疾病として定めた病気に対する医療行為
補償の対象と成らない主な事故
- 地震・噴火・津波または風水害などによる事故
- 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変、および核燃料物質、核燃料物質によって汚染された物、生物化学物質の放射性、爆発性その他の有害な特性またはこれらの特性による事故
- 被保険動物を飼養または保管する者の故意または重大な過失によって、被保険動物の健康な生活を維持するうえで通常継続的に行われるべきケアが行われなかったことにより生じた事故
- 被保険動物について、保険契約者、被保険者または保険金を受取るべき者による非合法、不法行為により生じた事故
web申込の条件
WEB上で申込みを完結する為には、以下の3つを満たすことが必要です。
1、保険料を、保険契約者ご本人名義のクレジットカードでお支払頂けること。
2、健康状態や過去の病気などについてWEB上で告知をして頂けること。
3、3か月以内撮影のペットの写真をアップロードして頂けること。
待機期間について
病気の場合は、保険始期日から14日間の待機期間がありますので、この14日間は病気の補償はされません。
ペッツベスト「ペット医療保険」まとめ
「その他保険金額」が良心的である
保険プランの箇所に記述しましたが、「ペット医療保険」では特定の疾病・傷害の場合、1つの疾病・傷害に対しての保険金額限度額を定めています。これは例外で限度額が少ないように見えますが、他のペット保険では補償されていないことが多い疾病・傷害です。
限度額は定められているものの、「ペット医療保険」では以下の場合でも保険金を受け取ることが可能です。
- 猫エイズウィルス感染症(FIV)、猫伝染性腹膜炎(FIP)
- じん帯の断絶・損傷、肉球または爪の裂傷・切り傷・刺し傷、有毒物質または異物の飲み込みがおきた場合
- 先天的ないし遺伝的または発達異常を原因とする病気・ケガがおきた場合
- 妊娠または出産を原因とする病気にかかった場合
免責金額(自己負担)について
ベーシックプランの場合、1回の事故(傷病)につき免責金額は2万円と定められています。ファーストプランの場合は7500円です。ベーシックプランの方が保険料は抑えることができますが免責金額が高く設定されているのでご注意ください。ベーシックプランの場合は1回の事故(傷病)にかかった治療費が2万円を超えなければ保険金はもらえないということになります。
病気の治療を目的としていれば、初診、再診のみならず往診、時間外診療も支払い対象
往診や時間外診療は支払い対象外であることがほとんどであり、これらを支払い対象としていることは「ペット医療保険」の強みと言えます。他に往診や時間外診療も支払い対象としている保険にはペット&ファミリー「げんきナンバーわん」がありますが、最大でも補償割合は70%です。ただし「げんきナンバーわん」の場合は免責金額は設定されていないという利点があります。
よりよい条件の保険を選ぶために
生命保険や医療保険に賢く加入するには、複数の保険商品を比較するのがお勧めです。そこで1社専属でなく、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。各社が力を入れている保険だけをそれぞれ”つまみ食い”して良いとこどりをすることができます。FPは、自宅だけでなく喫茶店、ファミレスなど、どこでも指定した場所にきてくれますので忙しい方でも大丈夫です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、まずは各社のパンフレットを見せてもらうといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や、北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。