SBIいきいき少短「新いきいき世代」は入院給付金と手術給付金、先進医療の保障を備えた保険です。1入院の限度日数が90日とやや長く設定されていること、更新可能年齢が99歳で100歳まで保障できること、(条件付きですが)傷病歴などがある方への引受対応があることが特徴です。
保険期間 | 定期1年 |
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保険料払込期間 | 1年 |
契約可能年齢 | 20~79歳 |
プラン | 5000円コース、10000円コース (80歳以上の場合は3000円コースもあり) |
入院給付金 | 5000円 |
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手術給付金 | 手術の種類により 5,10,20万円 |
先進医療 | 技術料と同額を保障(1保険期間に100万円を限度) |
入院限度日数 | 1入院90日まで |
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短期入院 | 日帰り入院から |
保険料払込免除特約 | - |
支払い方法 | 口座振替・クレジットカード払い |
備考 | - |
医療保険の基本
医療保険は病気やケガによる入院に備える保険です。入院給付金・手術給付金の二つで構成されているのが基本で、1入院あたりの入院の限度日数の主流は60日です。保険によっては通院も保障している場合もあります。通院を保障している場合は、入院した病気・ケガと同一の病気・ケガで通院した場合のみ保障されているというのが一般的です。
SBIいきいき少短「新いきいき世代」特徴
- 病気、ケガによる入院を保障します。
- 1回の入院について1日目から90日目まで保障します。
- 日帰り入院、日帰り手術も保障します。
- 病気、ケガによる所定の手術を保障します。
- 厚生労働大臣が定める先進医療の技術料を保障(1保険期間100万円が限度額)。
- 加入可能年齢は満20歳から満79歳まで
- 保険期間は1年間。99歳まで更新でき、100歳まで保障が続きます。
- 傷病歴などがある方への引受対応(特別条件特則)を行っています。
保険プラン
入院給付金の日額によって3種類のコースに分かれていますが、80歳未満であれば5000円コースか10000円コースのいずれかになります。80歳以上の場合は3000円コースも選択可能です。
保険料
コース毎の保険料表です。保険料は5歳区切りで設定されています。年払いの場合、月払いに比べて若干の割引があります。
サービス・サポート
「新いきいき世代」には、保障に加え、すべての加入者の方が利用できるサポートサービスが付いています。医療や健康、保険のちょっとした疑問解消から専門的な相談まで以下のようなサポートを行っています。
注意点
「1回の入院」
同じ原因で入院を繰り返し、退院日の翌日から次の入院までの期間が180日以内の場合には、2回以上の入院であっても1回の入院とみなし、支払限度日数を適用します。
「傷病歴などがある方への引受対応(特別条件特則)」
- 会社は、保険契約者間の公平性を保つため、被保険者の健康状態(給付金の支払が発生するリスク)に応じて、申し込みへの引受対応を行っています。
- 被保険者の健康状態などによっては申し込み不可の場合もあります。また、特定の病気またはこれと医学上重要な関係があると認められる病気に対しての給付を行わない「特別条件特則」付きでの加入となる場合もあります。
- 傷病によっては、本特則を付けずに引受けできることがあります。
他社の保険との比較
長く加入することを検討している場合は加入時から保険料が上がらない終身医療保険をおすすめします。例えば安い終身医療保険だとライフネット「新じぶんへの保険」やアフラック「EVER」などがあります。
もっと安く備えたい場合は、定期10年の医療保険であるアクサダイレクト生命「カチッと医療保険」や三井ダイレクト損保「e入院保険スーパープラス」と比較されるとよいでしょう。ただし、やはり長期加入を考えているならば終身医療保険をご検討ください。
SBIいきいき少短「新いきいき世代」まとめ
先進医療の保障の上限額が比較的少額
先進医療とは、厚生労働大臣が定めた高度な医療技術を用いた治療で、保険診療の対象とするかどうか検討中のものを指します。平成26年6月1日現在で56種類あり、保険の対象にはならず全額自己負担となります。SBIいきいき少短「新いきいき世代」は1保険期間の限度額が100万円となっています。先進医療にかかる技術代の多くは100万円以下であり、数万円から十数万円ですむケースもあります。
ただ他社の医療保険で先進医療の保障をしているところに目を向けてみると、技術代と同額を1000万円もしくは2000万円保障ということがほとんどです。将来的にどう変わって行くか分からない領域の保障でもあるため特約としている会社が多く、先進医療特約の保険料は80~130円くらいが相場です。
それを考えれば「新いきいき世代」の先進医療特約は限度額が低い部類です(そもそも先進医療に備えることのできない医療保険もあるので、それと比べれば100万円でもカバーしてもらえるのはメリットですが)。
更新可能年齢は99歳までだが長く加入するには向かない
「新いきいき世代」は5年区切りで保険料が設定されており、更新時年齢に応じた保険料になるため長く加入する場合は保険料が上がっていきます。医療保険は基本的には健康でなければ入れないので、「新いきいき世代」に加入していて病気になったとしたら、もう他社の告知型医療保険に入ることができません(条件付きで、保険料も高い"引受基準緩和型医療保険"になら入れますが)。病気になってしまった場合、その医療保険を生涯使う形か保険を辞めるという選択になります。それを踏まえた上でご検討ください。医療保険と死亡保険を併せた保険という意味では共済もよい対抗馬になるでしょう。
1入院の限度日数が90日と比較的長いことが強みか?
医療保険では1入院の限度日数は60日に設定されているところが圧倒的に多いのですが、「新いきいき世代」では90日となっています(ただし、退院日の翌日から次の入院までの期間が180日以内で、前回と同一の原因だとみなされた場合は2回の入院であっても1入院とみなされることには注意が必要です)。
他に1入院の限度日数が長く設定されている保険にはアスモ少短「けんこうプラン」は1入院160日まで保障されますが、手術保険金や先進医療の保障は用意されておらず、代わりに死亡保険のついている保険です。チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアム」は60日、120日から選ぶことが可能です。
SBIいきいき少短「新いきいき世代」は入院給付金の限度日数が90日という長さであることと、手術保険金、先進医療の保障がついているという意味でミニ保険の中では医療保険らしい医療保険かもしれません。基本的にあまりおすすめはしませんが、若いうちは比較的安いのでデメリットを加味してもこの保障がほしいという場合は検討しましょう。
よりよい条件の保険を選ぶために
医療保険は、さまざまな保険が各社から登場しています。自分にあった保険に賢く入るためには、複数の保険会社と契約をしているFPに相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用してじっくり相談してみるのがオススメです。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって万が一のときの医療費や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や、北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。