戦前の売れ筋商品であった富国強兵につながる徴兵保険に由来するフコク生命の発売する学資保険である「みらいのつばさ」について紹介します。
各進学に向けたステップ型と大学時代にフォーカスしたジャンプ型の2種類
「みらいのつばさ」には、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学への進学および成人祝い金+大学卒業時の満期保険金と細かく段階を分けて受け取ることのできるステップ型と、大学への進学時と卒業時の満期保険金の2回だけ受け取ることのできるジャンプ型の2種類が用意されています。
(ステップ型)
(ジャンプ型)
今回、このジャンプ型について30歳男性、払込期間18歳について見積もりをとってみました。総受取額200万円のタイプで、月々の支払額が8306円で、返戻率は111.4%となると謳っています。
年利換算金利は0.90% (30歳男性、18歳まで払込の場合)
今回も複利ベースでの年利換算金利を計算してみました。11月1日生まれであると仮定して、ちょうど18歳0ヶ月、22歳0ヶ月のタイミングで保険が受け取れるという前提で金利を計算したところ、年利換算金利は0.90%となりました。なお、念のためステップ型についても試算したところ同様の0.90%という結果が出ました(金融商品として考えると、同一の金利なら償還期間が短いステップ型のほうが、お得度が高いといえますが誤差の範囲でしょう)
学資保険としてはソニー生命の学資保険につぐ高利回りです。すでにフコク生命に加入している、営業の方と接点がある人にとっては、そのまま加入しても問題ないでしょう。
2013年の保険の標準金利が1.0%に設定されていることを考えると、ほぼ原価で提供されていると考えることもできるでしょう。おそらく、フコク生命にとっても学資保険は、ドアノック商品であり保険の営業マンにとっては実入りが少ない保険であろうと思えます。
よりよい条件の保険を選ぶために
学資保険に賢く加入するには、複数の保険商品の金利や契約期間などを冷静に比較する必要があります。そこで、複数の保険会社と契約をしているFPと相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用するのがオススメです。自宅や喫茶店、ファミレスなど、指定した場所にきてくれますので、妊娠中だったり子供がいるので遠出ができないといった場合でも安心です。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって子供の教育資金や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。