明治安田生命「介護のささえ」概要
明治安田生命の「介護のささえ」は5年ごと利差配当付介護終身年金保障保険です。要介護状態3以上と認定された場合、介護終身年金を受け取ることができる保険です。特約を付加することで、介護状態によって保険料払込免除となったり、「軽度介護一時金」「介護一時金」を保障することもできます。
保険期間 | 終身 |
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保険料払込期間 | 終身/有期 |
契約可能年齢 | 40歳~80歳 |
最長保障年齢 | 終身 |
介護終身年金金額 | 年額60万円(基本年額60万円だが、希望があれば要問い合わせ) |
付加可能な特約 | 介護一時金保障特約軽度介護一時金保障特約軽度介護保険料払込免除特約代理請求特約 |
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保険料払込免除特約 | 有所定の高度障害状態となった場合 |
支払い方法 | 口座振替、振替払込書 |
備考 | 月払い、半年払い、年払い |
「介護のささえ」特徴
「介護のささえ」は公的介護保険制度の要介護3以上などの所定の要介護状態に該当した場合、一生涯にわたって介護終身年金を受け取ることのできる介護保険です。介護終身年金を受け取る前に死亡した場合、死亡給付金を受け取ることができます。
介護終身年金受け取り前に亡くなった場合については、死亡給付金を受け取ることができます。死亡給付金の型には、死亡給付金の額に応じて、5倍型(介護終身年金年額の5倍)と1倍型(介護終身年金年額と同額)がありますので、ニーズに合わせて選びましょう。
保障内容
基本設計(主契約のみ)の支払いイメージ図
「介護のささえ」の主契約は、要介護状態3以上で介護終身年金を受け取ることができます。主契約のみの場合は、介護終身年金を受給している場合にも保険料の払込は続きます。
充実設計の支払いイメージ図
主契約に加え、軽度介護一時金保障特約と軽度介護保険料払い込み免除特約を付加した場合の支払いイメージ図です。
要介護状態1以上の場合は、軽度介護一時金が30万円支払われます。また、所定の要介護状態となった場合には以後の保険料の払込免除となります。
保険金受け取り例
緑色の部分が主契約です。特約により、保険料払込免除、軽度介護一時金、介護一時金を付加することが可能です。
主契約の死亡給付金の型が2種類あります
死亡保険金額を手厚くする5倍型も用意されています。
特約
以下の4つがあります。
- 介護一時金保障特約
- 軽度介護一時金保障特約
- 軽度介護保険料払込免除特約
- 代理請求特約
特約の特徴
特約の支払い事由
介護一時年金保障特約
公的介護保険制度に基づき、要介護3以上の状態に該当すると認定され、その認定が効力を生じたとき
※保険料払込期間が終身の場合、死亡保険金はありません。
軽度介護保険料払込免除特約
- 軽度介護一時金保障特約の軽度介護一時金の支払い事由が発生した日から起算して1年を経過した時に公的介護保険制度に基づく要介護1または2の認定が効力を有しているとき
- 軽度介護一時金保障特約の軽度介護一時金の支払い事由が発生した日から起算して1年を経過した時に公的介護保険制度に基づき、要介護1または2の状態に該当すると認定され、その認定が効力を生じたとき
保険料例
公式ウェブサイトの試算ページでは基本設計(主契約のみ)と、充実設計(主契約 + 軽度介護一時金保障特約、軽度介護保険料払込免除特約)の2種類の試算が可能でしたのでその結果を以下にまとめました。
女性の方が保険料は高く設定されています。また、年齢が上がるほど、基本設計と充実設計の差額が開いていきます。この差額も女性の方が高く設定されています。
注意点
- この保険を解約した場合の主契約の返戻金額は、死亡給付金額を上限とします。
- 保険料払込期間が終身の場合、介護一時金保障特約および軽度介護一時金保障特約の返戻金はありません。
他介護保険との比較
年金+一時金タイプの介護保険としてはソニー生命「終身介護保障保険(低解約返戻金型)」をおすすめしています。要介護状態2から受け取ることができるのが強みです。
掛け捨ての保険を選びたくない場合は、東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身保険」と比較してみるのもいいでしょう。「長生き支援終身保険」は終身死亡保険であり、介護保険とも言える保険で、死亡保険金と同額の介護保険金が要介護状態2以上で受け取ることができます。ただし、保険料はかなり上がります。
明治安田生命「介護のささえ」まとめ
「介護のささえ」は要介護状態3以上で、介護終身年金を受け取ることのできる保険です。40歳から加入可能な保険ですが、若いうちの加入であれば比較的小さな差額で「充実設計」に加入可能です。「基本設計(主契約のみ)」だと生涯保険料の支払いが発生してしまいます。また、要介護状態2以下についての備えは別途準備が必要になります。
主契約のみにするか、その他特約を付加するかは難しい選択となりそうです。年金形式の介護保険を探していて、要介護状態3以上となった場合には年金が年額60万円受け取れるということに魅力を感じるのであれば検討されるといいでしょう。
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