三井ダイレクト損保は三井住友海上やあいおいニッセイ同和などを傘下に持つMS&ADインシュアランスグループの一員です。「e入院保険スーパープラス」は申込をインターネット専用、支払をクレジットカード(月払い)のみとすることで事務コストを削減し、ネット生保にせまる安い保険料を実現しています。
保険期間 | 定期10年(自動更新) |
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保険料払込期間 | 10年 |
契約可能年齢 | 満20歳~70歳 |
プラン | シンプル、基本、お祝いプラス、フリー設計 |
入院給付金 | 5000円 |
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手術給付金 | (手術の種類により) 20、10、5万円 |
先進医療特約 | なし |
長期入院手当 | 入院日数が120日、180日、240日に達したとき それぞれ10万円 |
入院限度日数 | 60日 |
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短期入院 | 日帰りから対象 |
保険料払込免除特約 | - |
支払い方法 | クレジット払いのみ |
備考 | - |
医療保険の基本
医療保険は病気やケガによる入院に備える保険です。入院給付金・手術給付金の二つで構成されているのが基本で、1入院あたりの入院の限度日数の主流は60日です。保険によっては通院も保障している場合もあります。通院を保障している場合は、入院した病気・ケガと同一の病気・ケガで通院した場合のみ保障されているというのが一般的です。
三井ダイレクト損保「e入院保険スーパープラス」特徴
- シンプルプラン、基本プラン、お祝いプラスプランという3つのプランあり
- フリー設計プランで簡単・自由に商品設計が可能。ほぼ入院保険金のみのプランにもできる
- 契約者特典に、レジャー施設や温泉が割引になる「クルマ生活応援サービス」がある
- 最短7日で保障が開始する
保険プラン
以下のように、プランによって保障範囲は違いますが保障額は同じです。シンプルプランの入院保険金5000円と手術保険金(手術により)20、10、5万円、長期入院保険金(入院日数が120日、180日、240日に達したとき)それぞれ10万円がベースになります。
基本プランは入院時一時保険金3万円とガン、脳梗塞、心疾患での入院の場合には1日5000円受け取ることができます。お祝いプラスプランは更に10年間入院しなかった場合には10万円のボーナスが受け取れるというプランです。
保険料
パンフレットの保険料を抜き出しました。保険期間・保険料払込期間は10年で、保険料は男女共通となっています。
シンプルプラン | 基本プラン | お祝いプラスプラン | |
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30歳 | 907円 | 1,233円 | 1,692円 |
40歳 | 1,108円 | 1,710円 | 2,152円 |
50歳 | 1,732円 | 2,991円 | 3,315円 |
60歳 | 3,381円 | 5,890円 | 6,049円 |
70歳 | 6,442円 | 11,103円 | 11,146円 |
契約者特典
三井ダイレクトは主力商品が自動車保険なので契約者特典が「クルマ生活応援サービス」です。「e入院保険スーパープラス」の特典としても提供されています。
申込から補償開始までが早い
ネット申込かつクレジットカード払いであるため、最短7日後から補償が開始します。
三井ダイレクト損保「e入院保険スーパープラス」まとめ
保険料はシンプルプラン>アクサダイレクト「カチッと医療」>フリープラン(保障を絞った場合)
「e入院保険スーパープラス」は、アクサダイレクト「カチッと医療」と保障・保険料が近いので比較してみました。カチッと医療は主契約が入院給付金と手術給付金からなる医療保険なので「e入院保険スーパープラス」のシンプルプランと近いと言えます。入院日額5000円、手術給付金5万円固定の場合「カチッと医療」の方が保険料は安くなります(男女共通・30歳840円、40歳960円、50歳1480円)。
「e入院保険スーパープラス」のシンプルプランは手術給付金は手術により5,10,20万円ですし、長期入院保険金(入院日数が120日、180日、240日に達したとき)それぞれ10万円がついているので「e入院保険スーパープラス」の方がやや手厚いです。ただし、「e入院保険スーパープラス」のほぼ入院給付金のみに特化した設計ができる利点を活かせばカチッと医療よりも保険料を抑えることは可能です。
フリープランでほぼ入院保険金のみのプランを作れる
最も少ない保障にしたい場合は、入院保険金・長期入院保険金のみになります(この2つは外すことができません)。入院保険金は5000~10000円(1000円単位)で設定できます。手術保険金、入院時一時保険金、特定疾病入院保険金、無事故返戻金については金額を決めることはできず、有無を選択するのみです。
入院保険金を5000円にした場合の保険料は30歳614円、40歳815円、50歳1381円でした。
補足:以下のネット生保の医療保険では入院保険金のみにはできませんでした。
ライフネット生命の場合、エコノミーコースを選んでも入院給付金と手術給付金がつき、30歳男性の保険料は1470円でした。
楽天生命「スマート」の場合、手術保険金・先進医療特約がついており、30歳男性の保険料は1562円です。保険料は一生涯変わりません。
オリックス生命の医療保険「新CURE」は入院給付日額の値段に伴って手術給付金の額も決まります。30歳男性の保険料は1582円です。
10年だけ保障がほしい場合や、一時的な上乗せ向き
先進医療特約もなく非常にシンプルな医療保険ですが、入院への備えとしては悪くないでしょう。ただし10年の定期保険なので更新時の年齢で保険料が上がってしまいます。保険に長く加入するつもりがあるのであれば終身医療保険をすすめます。ライフネット、楽天生命、オリックス生命、AIG富士生命などの終身医療であれば保険料が一生涯変わりません。
これに対し、アクサダイレクト生命「カチッと医療保険」や「e入院保険スーパープラス」は定期10年なので保険料が安くなっています。「e入院保険スーパープラス」は、将来的には医療保険はいらないが10年だけ入っておきたいという場合や保障の一時的な上乗せなどに向いている医療保険です。
よりよい条件の保険を選ぶために
医療保険は、さまざまな保険が各社から登場しています。自分にあった保険に賢く入るためには、複数の保険会社と契約をしているFPに相談できる保険のビュッフェ!というサービスを利用してじっくり相談してみるのがオススメです。当サイトの管理人も利用してみましたが、初回の相談ですぐに保険の契約を求められることはありませんので、試しにライフプランニングをしてもらって万が一のときの医療費や、老後に必要となる資金などを試算するといった使いかたもお勧めです。
自宅に来てもらうのはちょっと・・・という場合は、お店を構えている保険ショップがおすすめです。その場合は、日本最大級の保険ショップ「みつばち保険」や、北斗晶夫妻のCMで有名な「保険見直し本舗」など複数のチェーンをまたがって検索できる保険ショップの検索・予約サイトの「LIFULL保険相談」がおすすめです。チェーンによって、駅チカだったりショッピングモール併設店が強かったりと特徴があるのでライフスタイルに合わせて便利な立地の店舗を見つけるのがオススメです。